おっちゃんありがとう

まぁる

2010年05月25日 21:40

先週実家に帰った時、おっちゃん(お父さんの弟)は
病院のベットで呼吸器で小さく呼吸をしていました。

翌日はおばあちゃん(おっちゃんの母親)
の月命日でした。

おっちゃんはその日、
向こうの世界に旅立たれました。

享年57歳でした。

両親とすごく仲が良かったから
おっちゃん、その日を選んだのかなと思いました。


おっちゃんは普段病気をしたことがなく、
風邪も引かないし歯医者すら全然行かない
健康体だったみたいです。

だけど2年3か月前にとあることでお医者さんに行ったら
突然「余命3カ月の胆のう癌」だと宣告を受けました。

もう悪くなりすぎてるので治療はできない、
家で休養して下さい、と言われました。

その当初のおっちゃんのすごいところは、
食欲もあるし丸々していて
自分は癌じゃないんじゃないか、とまで言っていました。
私はその能天気さに心底ビックリしたものです。
3ヶ月たってももちろん元気でした。

おっちゃんは節約家だったので
ETCで高速が1000円になるのを楽しみにしていて
休みのたびにお父さんたちとここ行こう
次の3連休はここ、とものすごい遠出の旅を。
私なら遠い所に移動するだけでも疲れるのに。。

長野にも強行で遊びに来てくれました。

昨年の私たちの結婚式の前はかなり痩せてしまって
入院もしていましたが、
「結婚式には行くどー!」と言って
楽しみに張り切っていてくれたようです。

おっちゃんは人とのコミュニケーションが苦手な人でした。
両親(私のおじいちゃんおばあちゃん)
とはとても仲が良く
3兄弟だったお父さんや真ん中の兄にも
かわいがられていました。
私もおっちゃんは好きでした!

おっちゃんが癌にになってから
3兄弟が一致団結しているようでした。
お父さんはおっちゃんにつきっきりで
一緒に寝たりしていました。

お母さんのことはほっぽらかしても
(お母さんは異常にしっかりものだからでしょうか)
おっちゃんが大事だったようです。
お父さんはおっちゃんにはあと10年生きて欲しかった
と言っています。
でも私は余命3カ月と言われていたのにすごい元気だったし
色んなところも行けて幸せだったんじゃないかなーって
思っています。

おっちゃんのテーマは「家族愛」
だったんじゃないでしょうか。
おっちゃんなりの、おっちゃんを通して
家族の絆、愛をひしひしと感じます。

ほんまにおっちゃんありがとう。

ご冥福をお祈りします。